はじめに
初心者向けに販売されているロードバイクは価格が安いのが魅力的ですがついているパーツは最低限のパーツです。そんなロードバイクでもちょっとお金を出してカスタムすれば劇的に走りが変わります。
今回は筆者が思うおすすめ度の高いパーツカスタムをご紹介します。
おすすめ度1位 ホイール
一番効果があるパーツはホイールです。
初心者向けの低価格なエントリーグレードについているホイールはそれほど性能が良くありません。そこに少しお金を出すだけで走行性能が劇的に変わります。また完成車についているホイールは2kg前後あるので5~6万前後から8万前後のホイールに変えるだけで最低でも200g~400g程度軽くなります。登坂性能もグっと上がります。
おすすめホイール
・カンパニョーロ ゾンダC17
カンパニョーロゾンダは自転車乗りなら知らない人は居ないくらい有名です。リアホイールがG3スポークと呼ばれる特徴的な見た目をして居ます。これに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
重量は1540g、価格は税抜き67,000円です。
この価格帯にしては十分軽量だと思います。
完成車についてるホイールからならはっきりと分かるくらい走行性能が良くなります。乗り心地が良いと言う声も良く聞きます。
フルクラム レーシング3
フルクラムのミドルグレードホイールがこのレーシング3というものです。
重量は1,560gで感覚としてはゾンダと似たような感覚です。
こちらのホイールは硬めに作られており剛性感が高いです。そのためヒルクライムやレースなどでも使用できる万能なホイールになっています。
価格は税抜き84,000円です。
シマノ RS500-TL
日本を代表するメーカー SHIMANOのミドルグレードホイールです。コスパが高いと評判だったWH-6800の後継機です。完成車からのアップグレードにオススメでなおかつ練習用ホイールとしての人気もあります。
重量は約1,700g程とあまり軽量には作られていませんが完成車からのアップグレードのには十分な性能を持っています。軽量化よりシマノのコンポーネントと揃えたいというライダーにもおすすめです。
マビック アクシウムエリートUST
ツールドフランスでもお馴染みのマビックから出されているエントリーロードホイールです。
価格は45,000円ととても安価で初めてのカスタムがしやすいホイールです。タイヤはチューブレスで内幅19mmとワイドリムになっています。
スポークがエアロ形状になっているのも特徴です。重量は1,780gとまずまずですが価格を考えたら非常に良いホイールだと思います。
おすすめ度2位タイヤとチューブ
タイヤとチューブは地面に接するパーツなので良い物に交換した時に高い走行性能が実感できます。
また5000円から高くても1万円ほど出せばかなり良い物が手に入るので最初のカスタムとしてもおすすめです。
大抵完成車に付いているタイヤはクリンチャーなのでクリンチャータイヤを選ぶのが良いですがホイールによってはチューブレス、チューブラーなど種類があるので自分が使用しているホイールとあった規格のタイヤ、チューブを選びましょう。
おすすめタイヤ
パナレーサー RACE C EVO4
このタイヤはパナレーサーの中でトレッドパターンを持ったあれた路面にも対応できるタイヤです。サイズは23c~28cに対応しています。最近流行りの28c以上には対応していませんがロードバイクなら十分なサイズだと思います。
コンチネンタル GrandPrix5000
前作のGrandPrix4000より大幅なリニューアルをされた人気のタイヤです。転がり性能も高く耐久性と軽量化も実現しています。
ロードモデルは23c~28c対応のクリンチャータイヤです。
シュワルベ ONE TUBELESS EASY
トップモデルを踏襲しながら高い走行性能とコスパを実現させたチューブレスタイヤです。耐久性が高く耐パンク性能も高いです。
おすすめチューブ
おすすめ度3位ビンディングペダルとシューズ
あまり走りに関係ないように感じるかも知れませんが実は以外と効果を実感できます。
通常のペダルだと引き足と言われるペダルを回す際の引く力が使えません。しかしビンディングペダルと専用のビンディングシューズに変えるとこの引き足が使えるので効率よくパワーを伝えることができ巡航性能も上がります。
おすすめビンディングペダル
SHIMANO PD-RS500
初心者でも脱着しやすいエントリーグレードのビンディングペダルです。
素材はステンレス製で耐久性が高く長く使っていけるペダルです。
SHIMANO PD-R7000
素材はカーボンにステンレス製ボディプレートを融合させ耐久性と剛性、軽量性を実現させています。ワイドな踏面でパワー伝達性も高く初めてのちょっと良いペダルにオススメです。
番外編 コンポーネント
コンポーネントを完成車についているものからワンランク、ツーランク上の物に変えれば変速性能が劇的に変わり車体重量も軽くなります。
しかしホイールやタイヤ、チューブなどと比べるとそこまで走行性能に影響はしません。
つまり費用対効果がそこまで高くないです。
まずは足回りのカスタムをしてそこから自分の好きなコンポーネントにカスタムするのがおすすめです。
まとめ
今回はおすすめ度順にカスタムしたいパーツをご紹介しました。
ハイエンドのロードバイクには元々比較的良いパーツが付いているので今回ご紹介したアイテムにカスタムしてもそこまで差が実感できないと思います。むしろ劣ってしまうことも。
その点こういったカスタムはエントリーグレードにしてこそ効果を感じられやすいです。
あくまで初心者向けなのであまりにも価格が高すぎるものや扱いに慣れが必要なカーボンホイールやチューブラータイヤなど、より高性能なものには触れませんでしたが今回ご紹介したアイテムでも十分効果を実感出来ると思います。