はじめに
今年のツールドフランスも例年に比べ物にならないくらいの接戦でしたね!
去年頭角を表し、惜しくも総合2位に終わった、ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)が、『チームがいたからこその勝利』と名言を残し、また祖国での凱旋パレードには数万人もの観客が、ヴィンゲゴーを一目見ようと集まったのは記憶にも新しいのではないでしょうか?
ということで今回は、ツールドフランス2022年大会で新たに登場したモデルを中心に、今後話題をさらに掻っ攫う、あるいは既に注目の的になっているロードバイク話題モデル!注目モデルを詳しくご紹介いたします!
また今回は、まだ情報も全てのモデルで解禁されているわけではないので、わかる範囲でのご紹介となりますが、ご了承ください。
この興奮をみなさんと一刻も早く共有したかったので!
ではさっそくご紹介いたします!
2022年のツールドフランスで活躍したロードバイクをご紹介!注目モデルを解説!(最新ハイエンドロード)
その1.トレック・マドンSLR
今回個人的に最も衝撃を受けたのがこのマドンSLR第7世代です。
トップチューブにアイソフローと呼ばれる穴が空いた、新たなシステムを採用。これにより、フレーム単体で約150gの軽量化と大幅な空気抵抗削減に成功。またコックピット周りを見直すことで更に150gの軽量化を果たしており、トータルでなんとおよそ300gもの軽量化を果たしています。
また、トレック独自のカーボンテクノロジー、OCLVカーボンの最高峰にあるOCLV800カーボンを惜しみもなく使用。前作のOCLV700と比較して強度を30%向上させているのだとか。
ちなみに肝心のアイソフローの乗り心地ですが、どうやら、同社のシステム『アイソスピード』の一番硬い乗り心地らしいです。
その2.ジャイアント・プロペル
ジャイアントのエアロバイクモデル『PROPEL』(プロペル)の新型とされる新世代エアロロードが、現行モデルのマッシブデザインから脱却し、現代的意匠を大きく取り入れたエアロロードとして、今大会のツール・ド・フランスで初めて、実戦投入されました。
大きな特徴はなんと言っても、
2013年にデビューした初代モデルのデザインを色濃く引き継いでいた旧モデルに比べ、新モデルはヘッドチューブやダウンチューブ、フォークにその面影を残しつつも、トップチューブやリア三角を中心に大幅なシェイプアップを図り、上級モデルだけに与えられているインテグラルシートポストは残しつつ、リアタイヤに沿わせたシートチューブの切り欠きも無くなっており、その印象を大きく変えています。
その3.サーヴェロ・S5
こちらも今回のツールでベールを脱いだ新型エアロロードバイク。誰もが知るサーベロです。
ダイナミックなシルエットとその直線と曲線を組み合わせたフレーム形状は誰もが認める、まさしく真のエアロバイク。
発表当時、多くのサイクリストの度肝を抜いた専用のV字ステムとヒンジフォークは今となっては、サーヴェロの代名詞とも言えますね。
フロントフォークはフルカーボン製となり53gもの軽量化を達成しており、その理由として、従来はカーボン製の本体上部に、アルミ製の部材を組み合わせる構造でしたが、今回の形状変化に伴い、変更。ステムの高さ調整も簡便化しています。
その4.ピナレロ DOGMA F
これまで、トラブル時の対応を懸念して、頑なにリムブレーキモデルを使用し続けていたイネオスですが、
ついに今年のツールから
ディスクブレーキ化と、チューブレス化と機材面で大きな変化をもたらしました。
使用するモデルはサイクリストの永遠の憧れ、超が3つは着くほどのハイエンドフレーム『DOGMA F』です。
空気力学、重量、形状、チューブの厚さとプロファイル、カーボンの選択、etc…
これらすべての要素をピナレロ社は高次元で維持しており、まさしくロードバイク界のドンとでも言えるでしょう。(個人の感想です。。)
番外編
その1.コルナゴ PROTOTIPO
今回のツールではコルナゴがオールラウンドレーシングバイクのPROTOTIPO(プロトタイプ)を発表しました。
UAEチームエミレーツのダディ・ポガチャル選手が使用していたことで話題になりましたね。
詳しいことはまだ定かではありませんが、どうやらツール2連覇を果たしたV3-RSの次世代機の最終試作モデルを今大会にてテストしていたそうです。
その2.キャノンデールスーパーシックスエボHI-MOD(特別カラー)
キャノンデールとラファ、そしてパレススケードボードの異色コラボ製品であるこのキャノンデールのハイエンドモデル。
実は2020年のジロ・デ・イタリアに続く2回目で、
今年は33年ぶりにステージレースとして復活する女子版ツール「ツール・ド・フランス ファム」の開催を祝ったデザインを施し、前回にも増して目を引くデザインとなって話題を呼んでいました。
フレームそのものに変更はありませんが、ポップでおしゃれにまとめ上げられたこのフレームは日本でも限定販売するそうで、日本国内販売数はたったの6台だけだとか。
(既に申し込み期間は終了しております。)
最新モデルにいち早く乗れるのはプロ選手の特権!
やはり機材供給やスポンサーという制約があるにしろ、最新機材にいち早く乗れるのは、一般サイクリストから見たらとっても羨ましい限りですよね笑
というわけで、今回はツールドフランス2022年大会でお披露目されたハイエンドモデルをご紹介いたしました。
みなさんもいつかこの子に乗りたい!なんてモデル、見つかったのではないでしょうか?
この記事が少しでも皆様の自転車ライフを豊かに出来ていられたら幸いです!笑
それではまた次回の記事で!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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