【2026年版】SHIMANO 105とは?特徴・Di2・機械式・ULTEGRAとの違いを徹底解説
SHIMANO 105はなぜこれほど人気なのか
ロードバイクを購入するとき、多くの方が一度は「SHIMANO 105(イチマルゴ)」という名前を目にするのではないでしょうか。
SHIMANO 105は、SHIMANOロードコンポーネントの中でも、性能と価格のバランスに優れたグレードとして長年高い人気を維持しています。
以前は「中級者向けコンポーネント」という印象がありましたが、現在ではその評価は大きく変わりました。
上位グレードであるDURA-ACEやULTEGRAで培われた技術が105へ投入されるようになり、趣味でロードバイクを楽しむ多くのサイクリストにとって「最も満足度が高いコンポーネント」と言われる存在になっています。SHIMANOも105を「高い性能・信頼性・手頃な価格のバランスを備えたプレミアムロードコンポーネント」と位置付けています。
一方で、
「105とULTEGRAは何が違うの?」
「105 Di2は本当に必要?」
「機械式105でも十分なの?」
「2022年に発売されたR7100シリーズは現在でもおすすめ?」
このような疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、2022年公開時の市場背景を振り返りながら、2026年現在の最新情報も加え、SHIMANO 105の魅力や特徴、選び方まで詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
2022年はSHIMANO 105の歴史が大きく変わった年だった
この記事を最初に公開した2022年は、SHIMANO 105シリーズにとって歴史的な一年でした。
それまで105といえば、手頃な価格で高性能な11速機械式コンポーネントというイメージが定着していました。
しかし2022年、SHIMANOは新世代となる105 R7100シリーズを発表します。
このモデル最大の話題は、105として初めて**Di2(電動変速)**を採用したことでした。
それまでDi2はDURA-ACEやULTEGRAだけに採用される特別な技術という印象がありました。
それが105にも搭載されたことで、多くのサイクリストが電動変速をより身近に体験できるようになったのです。
また、11速から12速へ進化したことでギア構成の自由度も向上しました。
急坂ではより軽いギアを選びやすくなり、平坦では高速域までスムーズにつながるギア比を選択できるようになっています。
私自身、このR7100シリーズの登場は、105シリーズ40年以上の歴史の中でも特に大きな転換点だったと感じています。
SHIMANO 105とは?
SHIMANO 105は、SHIMANOロードコンポーネントの中で、ミドルグレードに位置付けられるシリーズです。
現在のロードバイク用コンポーネントは、
- DURA-ACE
- ULTEGRA
- 105
- Tiagra
- SORA
- Claris
というラインアップになっています。
105は、その中でもレースにも対応できる性能を持ちながら、価格を抑えていることが最大の魅力です。
以前は「初心者が最初に選ぶコンポーネント」というイメージもありました。
しかし現在では、多くの完成車メーカーが100万円近いカーボンロードにも105を採用しています。
つまり105は、初心者だけでなく、中級者やベテランライダーからも選ばれるコンポーネントへ進化したのです。
SHIMANO 105が長年愛され続ける理由
上位グレード譲りの変速性能
105最大の魅力は、変速性能の高さです。
現在のR7100シリーズでは、DURA-ACEやULTEGRAで採用された変速アルゴリズムが受け継がれており、素早く正確なシフティングを実現しています。Di2モデルではボタン操作だけで瞬時に変速でき、E-TUBE PROJECTアプリによるカスタマイズにも対応しています。
スペックだけを見ると「変速が速い」という印象ですが、実際にはライダーが変速操作を意識する時間が減ることが大きなメリットです。
ヒルクライムでは登坂へ集中でき、ロングライドでは疲労軽減にもつながります。
高いブレーキ性能
現在の105は油圧ディスクブレーキを前提に設計されています。
ブレーキレバーの握り心地も改善され、以前より少ない力で安定した制動力を発揮できるようになりました。
特に長い下り坂では安心感が高く、初心者ほどその恩恵を感じやすいでしょう。
数字だけでは分からない部分ですが、「安心して下れる」ということはロードバイクを楽しむうえで非常に重要です。
コストパフォーマンスの高さ
105が世界中で人気を集める最大の理由はここです。
DURA-ACEやULTEGRAより価格を抑えながら、実際のライドでは非常に近い性能を体感できます。
もちろん重量や素材には違いがあります。
しかし、ロングライドやイベントライド、ヒルクライムを楽しむのであれば、多くのサイクリストは105でも十分満足できるでしょう。
私自身、「最初の一台」だけでなく、「長く乗り続ける一台」としても105は非常に完成度が高いシリーズだと考えています。
SHIMANO 105 Di2とは?機械式との違いを徹底解説
2022年にR7100シリーズが登場したことで、105シリーズは大きく進化しました。
その中でも最も注目を集めたのが、「105 Di2」の誕生です。
それまで電動変速のDi2は、DURA-ACEとULTEGRAだけに採用されていました。
そのため、「Di2はプロや上級者向け」というイメージを持っていた方も少なくありません。
しかし105 Di2の登場によって、電動変速は一気に身近な存在になりました。
現在では、多くの完成車メーカーが105 Di2を搭載したカーボンロードをラインアップしており、初めて本格的なロードバイクを購入する方にも選ばれるようになっています。
105 Di2の特徴
軽い力で正確に変速できる
105 Di2最大の魅力は、ボタン一つで正確に変速できることです。
ワイヤーを引っ張って変速する機械式とは異なり、電動モーターがディレイラーを動かします。
そのため、変速するたびに力を入れる必要がなく、長時間のライドでも疲れにくくなります。
特にヒルクライムでは、ダンシング中でもスムーズに変速できるため、ペダリングのリズムを崩しにくい点がメリットです。
私自身、一度Di2へ慣れると、機械式へ戻ったときに操作の重さを感じることがあります。
それほど変速フィーリングには大きな違いがあります。
セミワイヤレス化で見た目もスマート
105 Di2はセミワイヤレスシステムを採用しています。
シフトレバーとリアディレイラーは無線通信で接続されるため、ハンドル周りが非常にすっきりします。
以前のDi2はケーブル配線が複雑でしたが、現在は組み付けやメンテナンスもしやすくなりました。
完成車全体のデザインも美しく見えるため、見た目を重視する方にも人気があります。
アプリで自分好みに設定できる
105 Di2はSHIMANOのE-TUBE PROJECTアプリに対応しています。
変速速度やシフトボタンの割り当てなどを変更できるため、自分好みの操作感へカスタマイズできます。
例えば、
「右ボタンだけで変速したい」
「変速速度を速くしたい」
といった細かな調整も可能です。
購入後にライダー自身で設定を変更できることは、Di2ならではの魅力と言えるでしょう。
機械式105の魅力
105 Di2が注目される一方で、機械式105にも根強い人気があります。
2026年現在でも中古市場ではR7000シリーズを搭載したロードバイクが数多く流通しており、高い評価を受けています。
では、機械式105にはどのような魅力があるのでしょうか。
メンテナンスしやすい
最大のメリットは構造がシンプルなことです。
ワイヤー交換や変速調整は比較的簡単で、自分でメンテナンスを楽しみたい方には大きな魅力となります。
部品代もDi2より抑えられるため、ランニングコストも比較的低く済みます。
ロードバイクを長く趣味として続けるのであれば、「自分で整備できる」ということは意外と大きなメリットです。
導入コストを抑えられる
Di2完成車と比較すると、機械式105完成車は価格を抑えられる傾向があります。
その分、ホイールやヘルメット、サイクルコンピューターなどに予算を回すこともできます。
私自身、限られた予算でロードバイクを始めるのであれば、機械式105完成車も非常に魅力的な選択肢だと思います。
105 Di2と機械式105はどちらがおすすめ?
これは現在でも非常に多い質問です。
結論から言えば、どちらも優れたコンポーネントです。
105 Di2がおすすめな人
105 Di2は、
- 最新技術を体験したい方
- 変速性能を重視する方
- レースへ挑戦したい方
- 長距離ライドを快適に楽しみたい方
におすすめです。
電動変速は疲労軽減にもつながるため、100km以上のロングライドでは特に恩恵を感じやすいでしょう。
機械式105がおすすめな人
一方で、機械式105は、
- 初めてロードバイクを購入する方
- コストパフォーマンスを重視する方
- 自分でメンテナンスを楽しみたい方
- 中古ロードバイクを検討している方
におすすめです。
変速性能は現在でも十分高く、趣味としてロードバイクを楽しむのであれば性能不足を感じる場面はほとんどありません。
SHIMANO 105・ULTEGRA・DURA-ACEの違い
105を検討している方が必ず悩むのが、上位グレードとの違いです。
2026年現在では、3つのグレードはどれも非常に完成度が高くなっています。
DURA-ACE
SHIMANO最高峰のロードコンポーネントです。
レースで勝つことを目的として開発されており、軽量化や変速性能、ブレーキ性能など細部まで磨き上げられています。
プロ選手をはじめ、本格的なレース志向のライダーに選ばれるグレードです。
ULTEGRA
DURA-ACEに迫る性能を持ちながら、価格を抑えたハイエンドグレードです。
重量や素材には違いがありますが、変速性能は非常に高く、多くのホビーライダーにとって十分すぎる性能を備えています。
コストパフォーマンスを重視するなら、ULTEGRAも非常に魅力的です。
105
105は、性能と価格のバランスに優れたグレードです。
変速性能やブレーキ性能は趣味で楽しむには十分高く、ロングライドやヒルクライム、イベントライドでも高い満足感を得られます。
私自身、現在の105は「入門用」というより、「最も多くのサイクリストにおすすめできるグレード」だと感じています。
性能・価格・耐久性のバランスを考えると、105を選んで後悔することは少ないでしょう。
2026年現在でも105 R7100シリーズは買う価値があるのか
2022年に登場した105 R7100シリーズは、発売当初から非常に高い人気を集めました。
では、発売から数年が経過した2026年現在でも購入する価値はあるのでしょうか。
結論から言えば、現在でも十分おすすめできるコンポーネントです。
その理由は、変速性能やブレーキ性能が現在でも高いレベルにあり、趣味としてロードバイクを楽しむほとんどのサイクリストにとって不足を感じる場面が少ないためです。
もちろん、DURA-ACEやULTEGRAには軽量性や使用素材などの違いがあります。
しかし、その差はレースでコンマ数秒を争うようなシーンで初めて活きる部分も多く、ロングライドやヒルクライム、サイクリングイベントを中心に楽しむのであれば、105でも十分高いパフォーマンスを発揮できます。
また、105を搭載した完成車はラインアップが豊富です。
アルミロードからハイエンドカーボンロードまで幅広く採用されているため、自分の予算や用途に合った一台を見つけやすいことも魅力です。
私自身、「どのコンポーネントを選ぶべきか」と相談を受けた場合、趣味として長くロードバイクを楽しみたい方には、まず105をおすすめすることが多いです。
SHIMANO 105完成車はどんな人におすすめ?
105は非常に幅広いライダーにおすすめできるコンポーネントですが、特に次のような方には高い満足度が期待できます。
初めて本格的なロードバイクを購入する方
エントリーグレードからステップアップしたい方や、初めてカーボンロードを購入する方には105完成車がおすすめです。
変速性能やブレーキ性能は十分高く、ロードバイク本来の楽しさをしっかり体感できます。
将来的にホイールをアップグレードする楽しみも残されているため、長く付き合える一台になるでしょう。
ロングライドを中心に楽しみたい方
100km以上のロングライドでは、快適性や信頼性が重要になります。
105は耐久性にも優れており、長距離ライドでも安定した変速性能を維持しやすいコンポーネントです。
特にDi2モデルでは変速操作が軽く、疲労軽減にもつながります。
ヒルクライムへ挑戦したい方
105は軽量性だけでなく、ギア構成も幅広く選択できます。
そのため、長い登坂でも自分に合ったギア比を選びやすく、無理なく走り続けることができます。
レース志向でなければ、105でもヒルクライムイベントを十分楽しめるでしょう。
購入前に知っておきたい注意点
105は非常に完成度の高いコンポーネントですが、購入前に知っておきたいポイントもあります。
まず、105 Di2は機械式モデルより価格が高くなります。
そのため、限られた予算の中では、
「Di2を選ぶか」
「機械式105+カーボンホイールを選ぶか」
という選択になることもあります。
個人的には、ロングライドを中心に楽しむのであればDi2の快適性は大きな魅力です。
一方で、走行性能を重視するのであれば、機械式105に高性能ホイールを組み合わせるという選択も十分おすすめできます。
また、Di2はバッテリーの充電が必要になります。
頻繁に充電する必要はありませんが、充電を忘れると変速できなくなる可能性があるため、定期的な管理は必要です。
よくある質問(FAQ)
SHIMANO 105は初心者でも使えますか?
もちろんです。
現在の105は操作性も非常に高く、ロードバイク初心者でも扱いやすいコンポーネントです。
初めて購入するロードバイクにもおすすめできます。
105 Di2とULTEGRA Di2は体感できるほど違いますか?
重量や素材、細かな操作感には違いがあります。
しかし、一般的なロングライドやイベントライドでは、大きな差を感じる場面は多くありません。
価格とのバランスを考えると、105 Di2は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
機械式105は古いですか?
いいえ。
11速のR7000シリーズは現在でも完成度が高く、中古市場でも人気があります。
価格を抑えてロードバイクを楽しみたい方には、現在でも十分おすすめできます。
105完成車はホイール交換だけでも速くなりますか?
はい。
完成車に付属するホイールから軽量カーボンホイールへ交換すると、加速性能や巡航性能の向上を体感しやすくなります。
そのため、多くのサイクリストが最初のカスタムとしてホイール交換を選んでいます。
筆者の考え
2022年に105 R7100シリーズが発表されたとき、多くのサイクリストが驚いたのは「105にもDi2が採用された」という点でした。
当時は「105もここまで進化したのか」と感じた方も多かったと思います。
そして2026年現在、その評価はさらに高まっています。
ロードバイク全体の価格は上昇傾向にありますが、その中でも105は性能と価格のバランスを保ち続けています。
以前は「いつかはULTEGRA」「いつかはDURA-ACE」と考える方も多くいました。
しかし現在では、「105で十分満足できる」という声も非常に増えています。
私自身も、趣味としてロードバイクを楽しむのであれば、105は最もおすすめしやすいコンポーネントだと考えています。
最新技術を取り入れながら、価格も比較的抑えられており、多くのライダーにとって後悔しにくい選択になるでしょう。
まとめ
SHIMANO 105は、長年にわたり「性能と価格のバランスが優れたコンポーネント」として多くのサイクリストに選ばれてきました。
2022年には105として初めてDi2が採用され、シリーズの歴史は大きく変わりました。
そして2026年現在でも、その完成度は非常に高く、初心者から中級者、さらにはベテランライダーまで幅広く支持されています。
ロードバイクを初めて購入する方はもちろん、ロングライドやヒルクライムを快適に楽しみたい方にとっても、105は非常に魅力的な選択肢です。
また、機械式105も現在なお高い完成度を誇り、中古市場ではコストパフォーマンスに優れた選択肢として人気があります。
ロードバイク選びで迷っている方は、自分の予算や用途に合わせて、機械式105と105 Di2のどちらが合っているかを比較してみてください。
性能・耐久性・価格のバランスに優れたSHIMANO 105は、これからも多くのサイクリストを支え続けるコンポーネントと言えるでしょう。
ぜひ、自分に合った105搭載ロードバイクをチェックしてみてください。
