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まとめ記事

「まとめ」2025年版ロードバイク用ハイエンドコンポーネントについて

そもそも12sって必要?実はこんなメリットが!

確かに週末ライダーやホビーライダーには、オーバースペックかもしれません。

しかし、そこは趣味の世界。

オーバースペックでも良いじゃないですか笑

それにちゃんとしたメリットもあります。

メリットその1:巡航時の微調整がしやすくなる

変速段数が多いことの最大のメリットとして、トップ側のギアの差が少なくなるため、巡航時に微調整ができます。

というのも、例えば、高速で巡航をしているとして、向かい風や勾配が続く際に、「少し足を休ませたい」と思った時に、変速段数が少ないとギア比が一気に下がってしまう(0.3ほど)ので、同じケイデンスで回した際に、時速にして3kmほど遅くなってしまいます。(例時速30km→時速27km)

一方で、11速や12速などのリア段数が多い場合は、トップ側5枚くらいは歯数差が1枚となっているため、同じケイデンスの時の速度差が1kmほどで済みます。(例時速30km→時速29km)

郊外の道やサイクリングロードなど信号が少ない道を走る際、「速度はなるべく維持しつつ少し足を休めせたい」というシーンがあ流と思います。そういったシーンで多段化はとても有効的です。

メリットその2:ロー側を広げることができる

巡航速度レンジのギア比をクロスレシオにしておくと、どうしてもロー側の最大ギアが小さくなってしまいます。

勾配の大きい坂道を登坂する際に、ロー側に30Tや32Tの大きなスプロケットが欲しくなりますが、変速段数が少ないと、ロー側を広げるとトップ側のギア差が大きくなってしまうため、巡航速度時の細かい調整が犠牲になってしまいます。

変速段数が多いと、ロー側を広げてもトップ側はある程度歯数差をつめた状態の構成にできます。

つまり、急勾配な道など走れるシチュエーションが増えるということです。

メリットその3:フロントの選択肢も増える

ロードバイクのギア比は、フロントチェーンリングの歯数を分母にするため、フロントの選択肢がバイク全体のギア比に大きな影響を受けます。

変速段数が少ない状態でヒルクライムなどの坂道を走る場合は、どうしてもフロントのチェーンリングを50-34Tなどのコンパクトクランクにすることで全体のギア比を下げて対応することが多くなります。

しかし、リア変速が多い12sなどの場合は、ロー側を広げることができるため、フロントチェーンリングを52-36Tなどのノーマルクランクにしたままでも、急勾配な坂道にも対応できます。

しかも、11速以上であればロー側を広げてもトップ側は4枚くらいは歯数差が1になるので、トップスピード時のギアも殺さずに済みます。

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