はじめに
マウンテンバイクには主にハードテイルというものとフルサスペンション(以下フルサスに略。)というものが存在します。
それぞれにメリット、デメリットがあり使用用途に合わせて選ぶのが一般的です。
今回はマウンテンバイク入門としてそれぞれの違いについて解説します。
ハードテイル特徴
ハードテイル はフロントフォークに振動を吸収するサスペンションがついています。
リアにはサスペンションが付いていないので、全体の振動吸収性ではフルサスに劣りますがその分車体を軽くでき、またよりダイレクトな乗り味を味わうことが出来ます。
メリット
構造がフルサスより簡単になるので価格も安価になる傾向があります。
また車重も軽く出来、ちょっとした坂でもたくさんのギアと相まって登りやすくなります。
デメリット
フルサスと比べてより本格的なトレイルライドに向かないといったところです。
特に高速で山を駆け下りるダウンヒルにはフルサスの方が適しています。
フルサス特徴
フルサスの特徴は前後にサスペンションが付いていることです。
車体はハードテイル に比べて重いですが振動吸収性はバツグンです。価格はモノにもよりますが高額になる傾向があります。
メリット
メリットは何と言ってもその振動吸収性の高さです。フロント、リアから振動を吸収してくれるのでどんなに荒れた道でも難なく乗りこなすことが出来ます。
デメリット
前後にサスペンションが付いているが故の重さです。
悪路においてはメリットになりますが、整備されたアスファルトなどを走るとどうしても力が伝わりずらく進みずらいです。
ハードテイル のおすすめ車種
GT アバランチェ コンプ 2021
初心者にもおすすめなのがGTを代表するロングセラーモデルGT アバランチェ コンプです。
フロントフォークは100mmトラベルのサスペンションが搭載され、ロック機能も付いています。
油圧式ブレーキにアルミニウムフレームと日常使いでも耐えうる頑丈さ、扱いやすさを持っています。
・価格 83.800(税別)
・重さ 14.23kg
・サイズ XS S M L
TREK マーリン7 2021
TREKのエントリーハードテイル です。
価格84,000(税別)にしてSHIMANO Deore 10s、フロントフォークにRock Shoxを搭載し、ブレーキシステムには安心の油圧式ディスクブレーキと非常にコスパのいいバイクに仕上がっています。
初めてには十分過ぎるほど高性能な10万円以下で買えるMTBです。
女性用モデルが用意されているのも嬉しい点です。
・価格84,800(税別)
・重さ 13.77kg(M)
・サイズ XS S(27.5) M ML L XL(29)
フルサスのおすすめ車種
CANNONDALE ハビット5
どんな道でも空を舞うように駆け下りるというこのハビット。
フレームサイズによってサスペンションのレイアウトが可能なのであらゆる体格のライダーの強い味方になってくれること間違いなしです。
メインコンポーネントにシマノデオーレを採用し高い操作性を実現しています。
・価格 264,000(税別)
・重さ 不明
・サイズ SM MD
ROCKY THUNDERBOLT Alloy 30
クイックな操作性、140mmトラベルのRockShox製サスペンションで走ることの楽しさを広げています。
チューニング可能なRIDE-9システムを装備し、ドライブトレインにSRAMをブレーキシステムにシマノを採用と高い完成度を誇っています。
様々なシチュエーションに対応できるオールラウンダーです。
・価格 307,000(税別)
・重さ14.2kg
・サイズ SM(157~167) MD(165~175)
ルック車に気をつけて!
ルック車とは見た目はマウンテンバイクでも性能が著しく低い自転車のことです。
主に5万円以下で売られており一見するとサスペンション、太いタイヤなどがついていて頑丈そうに見えますが、実際は性能が低く安全性が確保されていないものがほとんどなので悪路を走るのはとても危険です。
マウンテンバイクは最低でも10万円前後する高価な自転車です。価格に釣られないようにしましょう。
スポーツバイク初心者にもおすすめ!
マウンテンバイクで自然の中を駆け抜けるのはとても爽快感があり楽しいものです。ロードバイクなどとは違った感覚、乗り味、楽しさがあります。安定感もあるのでスポーツバイク初心者にもおすすめのスポーツ自転車です!