【2026年最新版】SCOPE Reserve Nepestについて解説|設計思想で選ぶ新興ロードバイクホイール
はじめに|ホイールは「ブランド」より「思想」で差が出る
ロードバイクにおいて、ホイールはフレーム以上に走りの印象を変えるパーツです。加速感、巡航の伸び、横風の安定性、疲労の溜まり方まで、すべてに直結します。
2026年現在、カーボンホイール市場は成熟し、単純な「軽い・高ハイト・安い」だけでは差別化が難しくなりました。そこで重要になるのが、そのホイールがどんな設計思想で作られているかです。
この記事では、近年評価を急速に高めている新興ホイールブランド、
- SCOPE(オランダ)
- Reserve(アメリカ)
- Nepest(中国)
について、スペック比較ではなく「思想・乗り味・向いている人」という観点からご紹介します。
SCOPE(スコープ)|横風を制する空力思想

設計思想|実走で怖くならないエアロ
SCOPEはオランダ発のホイールブランドで、最大の特徴は横風耐性を最優先した空力設計です。平坦で風の強い環境を前提に開発されており、風洞実験だけでなく実走での安定性を重視しています。
単純なCdAの低さではなく、
- 斜め前方からの風
- 突風時のハンドリング
まで含めて「踏み続けられる空力」を目指している点が、SCOPEらしさです。
乗り味と強み
SCOPEのホイールは、エアロ系でありながら癖が少なく、
- 高速巡航が安定する
- 横風でハンドルを取られにくい
- 集団走行でも扱いやすい
という特徴があります。エアロホイール初心者でも違和感が出にくく、速度維持型の走りに向いています。
代表モデル
- Artechシリーズ:最新空力理論を反映したフラッグシップ
- Rシリーズ:オールラウンドで汎用性が高い定番
向いている人
- 平坦基調のコースが多い
- 横風が苦手
- 巡航速度を安定して上げたい
というライダーに最適です。
Reserve(リザーブ)|壊れにくさを価値に変えた思想

設計思想|最後まで性能を使い切る
ReserveはSanta Cruzと関係の深いアメリカ発ブランドで、耐久性と信頼性を最優先に設計されています。軽さや瞬間的な反応性よりも、長期間・過酷な条件でも性能が破綻しないことを重視しています。
乗り味と強み
Reserveのホイールは、
- 剛性感が均一
- 荒れた路面で挙動が乱れにくい
- 長距離で安心感が続く
という評価が多く、体重やパワーのあるライダーでも不安を感じにくい設計です。「速さ」よりも信頼感を重視したい人に向いています。
代表モデル
- 40|44 / 52|63シリーズ:用途別に思想が明確なラインナップ
向いている人
- ロングライド・ブルベ志向
- 荒れた路面をよく走る
- 機材トラブルを避けたい
というライダーにおすすめです。
Nepest(ネペスト)|数値性能と価格で勝負する新興勢

設計思想|同価格帯で最強スペックを狙う
Nepestは中国発の新興ブランドで、
- 軽量
- 高剛性
- 攻めたハイト
といった分かりやすい数値性能を最大の武器としています。思想は非常に明快で、「同価格帯で最も速そうな数字を出す」ことを重視しています。
乗り味と強み
Nepestのホイールは、
- 加速が鋭い
- 登坂で軽さを感じやすい
- 価格以上の性能を体感しやすい
反面、剛性が高いため、空気圧やタイヤ選びで印象が大きく変わります。使いこなす意識が求められるホイールです。
代表モデル
- MAUIシリーズ:軽量オールラウンド
- Rシリーズ:エアロ・レース志向
向いている人
- レースやヒルクライム志向
- 数値性能を重視したい
- コストパフォーマンス優先
のライダーに向いています。
3ブランドを設計思想で比較
| 観点 | SCOPE | Reserve | Nepest |
|---|---|---|---|
| 思想 | 横風安定空力 | 耐久・信頼性 | 数値性能 |
| 得意分野 | 巡航・平坦 | 荒路・長距離 | 登坂・加速 |
| 向く人 | 安定重視 | 安心感重視 | レース志向 |
まとめ|ホイール選びは「速さ」より「相性」

SCOPE、Reserve、Nepestはいずれも高品質なホイールですが、狙っている価値はまったく異なります。
重要なのは、
- 自分がどんな走りをしているか
- その性能を使い切れるか
という視点です。
フレームと同様、ホイールも設計思想で選ぶことで、ロードバイクの完成度は一段階上がります。




