はじめに
今回のテーマはなんとコルナゴの2025年モデル新型ロードバイクのリムブレーキモデルです!
その名もC68 Rim!
コルナゴが今年の新型モデルとして発表したこのモデルは一体どんなロードバイクなのでしょうか!?
早速解説していきたいと思います!
ぜひ最後までご覧くださいね!
時代に逆行するC68 Rim その特徴とは
C68 Rimはコルナゴの最新のロードバイクラインナップ 「C68」 シリーズに属しています。
C68のコンセプトは「イタリア職人による伝統的なものづくり精神と、ほかに類をみないデザイン性の高いロードバイクを愛する人々のためのシリーズ」というもの。
名前のCはCarbon(カーボン)、Colnago(コルナゴ)、Cambiago(カンビアーゴ(コルナゴ発祥の地))、Class(階級)の4つの C を意味するそうです。
また、歴史も長くコルナゴが設立された1954年からの進化しておりこれは「68」の名の由来でもあります。
C68 Rim は、ブレーキシステムが異なること以外は他のC68シリーズと同じジオメトリを採用しています。
もちろん完全 MADE IN ITALYも受け継いでおり、カンビアーゴの工房でイタリアの職人の手によって組み立てられます。
設計方法も従来のラグド製法ではストレートチューブとラグを組み合わせて仕上げていましたが、C68シリーズは複雑な構造のチューブとラグを組み合わせて作られるそうです。
より少ないジョイントでラグ構造を用いることで金型を小さくでき単一のコンポーネントを構成するカーボンパーツの数が少ないため、積層をより適切にコントロールできます。
また、モノコック構造では使用できないさまざまな独自技術を使うことによって、パーツ内部の圧力を高められるほか、ライダーに合わせたフレームの調整がより緻密に可能となるそうですよ。
ラグドフレームの歴史を受け継ぐモジュールストラクチャー製法は、モノコックフレームのような金型成形ではなく、さまざまなパーツを接着することで1つのフレームへと仕上げていきます。
これにより、非常に少量の生産ロットでもフレームを可能な限りカスタマイズすることができるそうで、少数のみ生産されるリムブレーキフレームの C68 にはうってつけの製法です。
なぜ今リムブレーキなのか?
2024年現在の市場のトレンドはディスクブレーキです。
ましてやコルナゴは他の大手ロードバイクメーカーに先駆けて油圧ディスクブレーキを2013年に導入しています。
ではなぜ今リムブレーキなのでしょうか。
それは従来のリムブレーキシステムを今でも好むサイクリスト、またはリムブレーキ愛好家にとって、最新モデルのリムブレーキモデルを見つけることはとても難しくなり、そういった熱心で情熱的なサイクリストのために寄り添いたいという考えがコルナゴにあるからだそうです。
その結果、フラグシップモデルの C68 でリムブレーキモデルをリリースすることを決めたそうですよ。
これは一サイクリストとして大変喜ばしいことでもあると同時に、筆者個人としてはかなりの覚悟があったのではないかとも思っています。
実際にコルナゴも「型破りとみなされるかもしれません。」と明言しているほどですからね。
サイクリストのためのフレーム それがC68 Rim
C68 RIm はコルナゴのサイクリングへの情熱と愛から誕生しました。
時代や流行を逆行してまでもサイクリストに寄り添いたい。そんな情熱が伝わるこの特別で希少なフレームは、全世界100台限定生産となっています。
そんな C68 Rim は、イタリアの職人による手作業によって組み立てられるため、オーダーメイドに近いフレームとなります。
「フレームをオーダーメイドするには乗り越えなければならない壁がいくつもある」とコルナゴも証言していますが、それと同時に「常識にとらわれず、並外れたロードバイクを追い求める精神は、コルナゴ創業当時から受け継がれています。」とも公言するコルナゴ。
その情熱と気持ちは今後多くのサイクリストを笑顔にし、また、C68 Rimも自転車という楽しさを改めて思い起こしてくれるそんなロードバイクになること間違いなしでしょうね。
ラインナップ
モデル:C68 Rim
サイズ:420S / 455S / 485S / 510S / 530S / 550S
価 格:フレームセット 税込1,155,000円(税抜1,050,000円)