「2025年最新版」SRAM 11速コンポから12速AXSシリーズへのアップグレードをやってみよう!

satoyuki

SRAM 11速コンポ(eTap 11速、Force 22、Rival 22、Apex 1 など)から12速のAXSシリーズ(Rival / Force / Red)へアップグレードする際には単なるスペックの刷新ではなく、「未来の拡張性と、日常の快適性を手に入れること」が真の目的になります。

今回は、今ある11速からどう移行するかという実務的観点に加え、乗り味・美学・機材戦略を交えてご紹介します。

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アップグレード時の「基本構成変更」一覧

11速 → 12速AXSでは、以下が確実に交換対象になります

パーツ理由
スプロケット12速専用(XDRフリーボディ対応)
リアディレイラーAXSワイヤレス専用設計(11速非互換)
フロントディレイラーAXS専用通信仕様
シフターワイヤレスAXS専用、eTap 11速と互換なし
チェーンFlatTop設計による専用品
クランク(場合によって)チェーンラインや互換性の都合上推奨交換

XDRフリーボディがないホイールの場合:フリーボディ交換も必要です(多くのDT Swiss、Zipp、Fulcrumなどは交換キットあり)。

既存11速からのアップグレード例(構成別)

ケース1:旧eTap(11速)からアップグレード

推奨構成

  • シフター:Rival AXS(価格を抑えつつ快適な操作感)
  • リアディレイラー:Force AXS(剛性高く、変速スピードも優秀)
  • フロントディレイラー:Red AXS(旧eTapよりも明らかに静かで俊敏)
  • クランク:既存流用(GXP/BB30でも12速対応チェーンリング交換で可)
  • スプロケット:Force XG-1270(10-33T or 10-36T)
  • チェーン:FlatTop


旧eTapは「革命だったが未完成」なシステム。新AXSはそれを完成系に近づけたものです。

変速の“静音性”と“つながり感”は別物。特にFDのレスポンスは驚くほど滑らかです。

ケース2:Force 22 / Rival 22(機械式)からアップグレード

推奨構成

  • シフター:Rival AXS(機械式から無線化で最大の変化を感じられる部分)
  • リアディレイラー:Rival AXS(コストを抑えつつ十分な精度)
  • クランク:Force AXSまたはPowerReadyクランクに変更
  • スプロケット:PG-1250(スチール製、コスパ重視)
  • チェーン:FlatTop
  • フレーム:ケーブル内装対応であればそのままOK


このケースでは“ギア数が増える”ことよりも“メカの煩わしさが消える”体験の方が大きいという特徴が。「変速のための努力」がゼロになる快感が得られます。

ケース3:グラベル用Apex 1 / Rival 1 からの移行(シングル→電動1x)

推奨構成

  • シフター:Rival AXS 1x(XPLRバージョン)
  • リアディレイラー:Rival XPLR AXS(10-44T対応)
  • クランク:Force Wide 1x(ナローワイドでチェーン脱落防止)
  • スプロケット:XG-1271 XPLR(超ワイドギア比)
  • チェーン:FlatTop


Apex 1やRival 1からの乗り換えは、“冒険マシンを完全体に仕上げる進化”。シングル×無線変速×高耐久という組み合わせは山の中でも街でもストレスゼロになります。

どこに投資すべきか?アップグレード優先順位(独自提案)

優先度コンポ理由
⭐⭐⭐シフター+リアディレイラー変速の核。これで無線化が体感できる
⭐⭐スプロケット+チェーンAXSの駆動システムとして必須
フロントディレイラー(1xなら不要)重量以外の差は体感しづらいこともある
クランクセット既存のBB互換次第で後回しでも可

費用感と実際のパターン

パターン参考価格帯(日本国内)特徴
Rival AXSフルグループセット約22~25万円コスパ最強・フル無線12速化
Force/Rival混合(変速だけAXS化)約18~20万円最小構成でAXS体験
Red FDのみ上位導入+他Rival約24万円〜ハイブリッド構成で変速性能特化

※ホイールのXDR対応が前提。非対応なら+フリーボディ購入必要(5,000〜15,000円程度)

他にはないアップグレード哲学:「変速が目的ではなくなる世界」

SRAM AXSへの移行は、「より良く変速するため」ではなく、“変速を意識しないライドそのもの”を手に入れるための選択です。

  • チェーンラインに気を遣わない
  • ケーブルの取り回しに悩まない
  • 変速時のラグ・ミスを気にしない
  • アップグレードを「楽しむ」文化を受け入れる

SRAMの魅力はただの電動変速ではなく、機材との付き合い方そのものを進化させる選択肢にあります。

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サトユキ
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自転車で人生をHAPPYにをモットーにロードバイクやその他スポーツバイクについての情報をまとめています。
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