軽量で進化したSRAMコンポーネント!特徴とラインナップをご紹介!
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サトユキ自転車ブログ
SRAM 11速コンポ(eTap 11速、Force 22、Rival 22、Apex 1 など)から12速のAXSシリーズ(Rival / Force / Red)へアップグレードする際には単なるスペックの刷新ではなく、「未来の拡張性と、日常の快適性を手に入れること」が真の目的になります。
今回は、今ある11速からどう移行するかという実務的観点に加え、乗り味・美学・機材戦略を交えてご紹介します。
11速 → 12速AXSでは、以下が確実に交換対象になります
パーツ | 理由 |
---|---|
スプロケット | 12速専用(XDRフリーボディ対応) |
リアディレイラー | AXSワイヤレス専用設計(11速非互換) |
フロントディレイラー | AXS専用通信仕様 |
シフター | ワイヤレスAXS専用、eTap 11速と互換なし |
チェーン | FlatTop設計による専用品 |
クランク(場合によって) | チェーンラインや互換性の都合上推奨交換 |
XDRフリーボディがないホイールの場合:フリーボディ交換も必要です(多くのDT Swiss、Zipp、Fulcrumなどは交換キットあり)。
旧eTapは「革命だったが未完成」なシステム。新AXSはそれを完成系に近づけたものです。
変速の“静音性”と“つながり感”は別物。特にFDのレスポンスは驚くほど滑らかです。
このケースでは“ギア数が増える”ことよりも“メカの煩わしさが消える”体験の方が大きいという特徴が。「変速のための努力」がゼロになる快感が得られます。
Apex 1やRival 1からの乗り換えは、“冒険マシンを完全体に仕上げる進化”。シングル×無線変速×高耐久という組み合わせは山の中でも街でもストレスゼロになります。
優先度 | コンポ | 理由 |
---|---|---|
⭐⭐⭐ | シフター+リアディレイラー | 変速の核。これで無線化が体感できる |
⭐⭐ | スプロケット+チェーン | AXSの駆動システムとして必須 |
⭐ | フロントディレイラー(1xなら不要) | 重量以外の差は体感しづらいこともある |
⭐ | クランクセット | 既存のBB互換次第で後回しでも可 |
パターン | 参考価格帯(日本国内) | 特徴 |
---|---|---|
Rival AXSフルグループセット | 約22~25万円 | コスパ最強・フル無線12速化 |
Force/Rival混合(変速だけAXS化) | 約18~20万円 | 最小構成でAXS体験 |
Red FDのみ上位導入+他Rival | 約24万円〜 | ハイブリッド構成で変速性能特化 |
※ホイールのXDR対応が前提。非対応なら+フリーボディ購入必要(5,000〜15,000円程度)
SRAM AXSへの移行は、「より良く変速するため」ではなく、“変速を意識しないライドそのもの”を手に入れるための選択です。
SRAMの魅力はただの電動変速ではなく、機材との付き合い方そのものを進化させる選択肢にあります。