2024年UCIサイクルロードレースランキング 個人、チーム、国別の各カテゴリー

はじめに

2024年のUCIサイクルロードレースランキングでは、個人、チーム、国別の各カテゴリーで注目すべき成果が見られました。
今回はそれぞれのトップランキングと特徴をまとめます。
2024年UCIサイクルロードレースランキング 個人、チーム、国別の各カテゴリー
個人ランキング
まずは個人ランキングから。
個人ランキングはやはりタディ・ポガチャル選手が2位のレムコ・エヴェネプール選手に圧倒的な差をつけて1位となりました。
ランキング1位の大きな要因はやはりツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアでの総合優勝が大きいでしょうね。
また、その他ビッグレースでも数々の勝利を量産しました。
タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar) – 11,655ポイント
スロベニア出身のポガチャル選手は、ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアの両方で総合優勝を果たし、さらに世界選手権ロードレースでも優勝するという歴史的な「トリプルクラウン」を達成しました。
レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel) – 6,072.57ポイント
ベルギーのエヴェネプール選手は、オリンピックの個人タイムトライアルとロードレースで金メダルを獲得し、世界タイムトライアル選手権でも優勝するなど、多彩な活躍を見せました。
ジャスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen) – 4,790ポイント
フィリプセン選手は、ミラノ〜サンレモでの勝利とツール・ド・フランスでの3ステージ優勝を含む、スプリントでの卓越した成績を収めました。
チームランキング
チームランキング1位はUAEチーム・エミレーツでした。
チームランキングもやはりポガチャル選手の影響が大きいでしょう。
また、分厚い選手層を活かし、数々の勝利を手に入れたことで堂々の1位となりました。
UAEチーム・エミレーツ(UAE Team Emirates) – 37,410.6ポイント
ポガチャル選手を筆頭に、マルク・ヒルシ(3,568ポイント)やブランドン・マクナルティなどの強力なメンバーを擁し、シーズンを通じて安定した成績を残しました。
ヴィスマ・リース・ア・バイク(Visma | Lease a Bike) – 20,428ポイント
ヨナス・ヴィンゲゴー(3,536ポイント)やワウト・ファンアールト(2,925ポイント)などのトップライダーを擁し、グランツールやクラシックレースでの活躍が光りました。
スーダル・クイックステップ(Soudal Quick-Step) – 18,154ポイント
エヴェネプール選手の活躍を中心に、クラシックレースやステージレースでの強さを示しました。
国別ランキング
ここでもか。。。といった感じですが当然ながらポガチャル選手の影響は大きいようです。
また、プリモシュ・ログリッチなどの活躍もありスロベニアがランキング1位となりました。
その他TOP3に入った国も、ロードレース先進国のベルギー、フランスと続いています。
スロベニア – 24,499ポイント
ポガチャル選手やプリモシュ・ログリッチ(3,471ポイント)などの活躍により、国別ランキングのトップに立ちました。
ベルギー – 17,941.14ポイント
エヴェネプール選手やジャスパー・フィリプセンの活躍が、ベルギーの高順位を支えました。
フランス – 14,583.86ポイント
アルノー・デマールやジュリアン・アラフィリップなど、多くのフランス人ライダーの活躍が反映されています。
まとめ
やはりポガチャル強し。といった感じの結果となりましたね。
2024年シーズンは、個人、チーム、国ごとに際立った成果が見られ、特にタデイ・ポガチャル選手の歴史的な偉業が際立つ年となりました。
いつかここに日本人選手や日本国籍のチームが名を連ねるところも見て見たいのが、日本のサイクルロードレースファンの心境でしょうかね。
