はじめに
今回は、2023年現在まだ購入できるおすすめリムブレーキロードバイク完成車6選をご紹介いたします。
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なぜリムブレーキが少なくなっているのか?
大きな理由として、プロの現場での大幅な使用率低下と、ディスクブレーキの技術進歩が大きいと思います。
その辺りを解説していきます。
リムブレーキロードバイクの現状
正直、リムブレーキのロードバイクの規模は縮小傾向にあります。
多くのメーカーがリムブレーキの廃止あるいは、エントリーグレードのみでのラインナップとなっています。
リムブレーキのよいところとして、簡単な構造でメンテナンスがしやすく、軽量なことから、ロードバイク特に軽量モデルで多く採用されるなど、よい面がたくさんあります。
しかし、近年はディスクブレーキの技術の進歩により、かつては劣っていたディスクブレーキのロードバイクの性能が、乗り心地、剛性、スピードコントロールの高さなどの総合的な完成度の高さの向上から、リムブレーキモデルが徐々に下火になっていき、レースの現場でほとんど使用されなくなっていきました。
縮小傾向なリムブレーキロードバイク
プロチームの機材は今や余程のことがない限りほとんどがディスクブレーキです。
原則的にプロ選手の機材は市販のロードバイクモデルを使用します。つまり、プロの現場でディスクブレーキがメインとなれば、各メーカーはリムブレーキよりもディスクブレーキを中心に開発、生産していくため、市販車での販売が少なくなってしまいます。
そうなってくると、一般向けの市場でも規模が縮小されてしまい、上位のラインナップから順に姿を消していくということになってしまいます。
実際にメーカーによっては、ハイエンドモデルのほとんどがディスクブレーキ中心となっています。
おそらく、リムブレーキ仕様のロードバイクは、数年あるいはもっと近いうちに今よりも大幅に減っていってしまうかもしれません。
そうなるとコンポーネントやホイールといった、リムブレーキ用パーツ類も今以上に減っていくと思われます。
『2023年版』今でも新車で購入可能なリムブレーキロードバイク完成車おすすめ6選!
そんなリムブレーキロードバイクの現状ですが、2023年現在、新車で購入できるリムブレーキロードバイク完成車がまだあります。
今回は今でも新車で購入可能なリムブレーキロードバイク完成車おすすめ6選をご紹介します。
コラテック ドロミテ
コラテックが『ハイパフォーマンスアルミロードバイク』と謳うドロミテは、チュービングにトリプルバテッドというシステムを採用し、軽量性と快適性を追求しています。
前方部が太く扁平し、ラウンドしながら細くなるトップチューブや扁平形状のシートステーによって、振動吸収性を上げており、アルミロードバイク特有の振動の伝わりやすさを減少させて快適性を向上しています。
後方にオフセットさせたフルカーボンフォーク「PRO CONTROL FORK」は、横方向の安定性とハンドリング性能の向上に貢献、加えて、振動吸収性もすぐれています。
見た目にも拘っており、スムースウェルディング加工を溶接部に施しており、カーボンフレームのような滑らかで綺麗な仕上がりになっています。
105 / SHIMANO RS100 / 185,900円(税込)
TIAGRA / SHIMANO RS100 / 169,400円(税込)
SORA / SHIMANO R501 / 156,200円(税込)
コーダブルーム FARNA 105
重量剛性比の高いアルミ合金を組み合わせたパイプにトリプルバテッド加工をすることで、フレームを構成するパイプの軽量化を追求しています。
手作業で溶接部の凹凸を研磨することで軽量性を追求しつつ、応力集中の原因となる溶接部の急激な肉厚の変化を除去させ、「軽さ」と「強度」を両立したフレームを実現させています。
日本のメーカーらしく、日本人に適したサイズ展開や、ジオメトリーによって、どんなライダーでも快適にライドができる様考えられている点も特徴です。
マイペースにのんびりとサイクリングを楽しみたい方にはぴったりなロードバイクです。
179,300円(税込)
キャノンデール CAAD OPTIMO
キャノンデールのエントリーアルミロードバイクでもあるこのモデルは一番下のグレードながらも、キャノンデールのアルミの真髄とも言えるCAADシリーズの名に恥じない走行性能を発揮してくれます。
初めてのスポーツバイクや、クロスバイクからのステップアップにとてもおすすめできるロードバイクです。
CAAD Optimo 1はシマノ105を採用し税込15万円と手頃な価格で手に入るのも魅力です。
筆者的にはホイールをちょっとよいものに交換してあげるだけでグンと走りが向上するロードバイクに感じます。
キャノンデール CAAD Optimo 1
105 / 154,000円(税込)
キャノンデール CAAD Optimo 3
SORA / 110,000円(税込)
ウィリエール MONTE4
アルミシリーズ「Montegrappa」の4世代目として誕生した日本限定販売の新モデル「MONTE4」は、「Montegrappa Team」から500g以上軽量化されており、フレーム重量で1270gとウィリエールの中で最軽量のアルミロードバイクとなっています。
下側ヘッドベアリングを大口径化とプレスフィットBBの採用により、剛性面が大幅に強化されており、また、振動吸収性に優れたフルカーボンフォークを採用するなど、レースにも対応するポテンシャルを持った一台に仕上がっています。
アルミロードバイクとは思えない抜群の軽さと乗り心地の良さを高いレベルで実現した一台です。
また、デザインにはアレッサンドロ・ペタッキら名選手がかつて駆った往年の名車「Cento1 SL」のグラフィックデザインをオマージュしており、高級感が感じられます。
アルテグラ/WH-RS300 / 280,500(税込)
シマノ 105/WH-RS100 / 220,000円(税込)
シマノ ティアグラ/WH-RS100 / 198,000円(税込)
ジャイアント CONTEND 1
CONTEND 1はジャイアントのエントリーアルミモデルです。アップライトな乗車姿勢が可能で初心者でも乗りやすいロードバイクとなっています。
快適性の高いD-FUSEシートポストとオフセットシートステイ、そしてフルカーボンフォークを採用しているため、振動吸収性が高く、アルミロードバイク特有の乗り味と軽快感を得ながらも快適性が高いロードバイクとなっています。
またケーブル内装で見た目もすっきりとしており、所有欲も満たせます。
やや幅広の28Cタイヤを採用することによって安定性と快適性を実現し様々な路面状況に対応できる点もうれしいポイントです。
SORA / 154,000円(税込)
ジャイアント TCR ADVANCED 2 KOM
ジャイアントのエントリーカーボンロードバイクがこのTCR アドバンスド 2 KOM です。
カーボンフレームを採用し抜群の乗り心地を実現させ、考え抜かれた剛性バランスと軽量性、そしてメンテナンスのしやすいリムブレーキ採用と、高い性能を誇ります。
初心者の初めてのカーボンロードバイクにもおすすめです。
シマノ105 11sを採用していることで、ストレスフリーかつ信頼できるパーツ構成に仕上がっています。
105 / 242,000円(税込)
まとめ
今回は2023年現在も購入できるリムブレーキロードバイクをご紹介いたしました。
根強いリムブレーキ人気がある一方で、ディスクブレーキが市場では主流なのが実情です。
そんな中でもリムブレーキモデルが買えるメーカーは、今となっては貴重な存在と言えると思います。
皆さんは昨今のリムブレーキの実情をどう思いますか?
筆者としてはもう少し幅広いラインナップから選べたらなあとも思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。