はじめに
遂にシマノの最高峰コンポーネント『デュラエース』と、それを踏襲するセカンドグレード『アルテグラ』の新型が発表されました!
今回はその性能の特徴と魅力に迫っていきたいと思います!
新型デュラエースとアルテグラが発表!その特徴と魅力とは?
名称はR9200とR8100!
名称はR9200(デュラエース)とR8100(アルテグラ)になります。
デュラエースに関しては、1973年に初代がデビューしてから48年、モデルチェンジをする度に進化を遂げ、グランツールや世界選手権、オリンピックなど、数々のビッグレースで大きな勝利を量産し続けて来ました。
ちなみにデュラエースは今回のモデルチェンジで第10世代となります。
シマノ初の12速化とセミワイヤレス化!
遂に!12速化しました!しかもこれはハイエンドのデュラエースだけでなく、セカンドグレードのアルテグラもです!
スラムなどのライバルメーカーが先立って12速化を果たしていたので、当然の如く予想通りではあるのですが、シマノはただ単に12速化しただけではありません。
例えば、フロントディレイラーを小型化したり、シマノいわく、過去最高の変速スピードを誇っていたり、などなど、各パーツを先代から大幅にブラッシュアップすることによって、他メーカーと一味違うアップデートを行い、よりプロユーザーやハイアマチュアにおすすめのモデルになっています!
しかも!セミワイヤレス化も果たしました!
これに関しては、電波が混線するのを防ぐために独自の通信システムを採用しています。また、ケーブルがゴチャゴチャとするのも防げて、愛車がすっきりとした見た目になるのにも一役買っています。
アルテグラに関しては、例年ではハイエンドのデュラエースがフルモデルチェンジした翌年に、モデルチェンジを果たしていたにもかかわらず、今回は同じタイミングでのモデルチェンジですからね。シマノの本気度が伝わりますね。
両コンポの魅力は?
やはり僕個人の意見としては、セミワイヤレス化による恩恵の方が大きいと思います。もちろん12速化も魅力的ですが。
STIレバーの変速スイッチ、そしてリアディレイラーが無線でやり取りでき、両ディレイラーにはフレーム内蔵バッテリーと有線接続されます。
これにより、従来のフル有線接続よりも大幅に変速性能の向上と、コンポーネント全体の軽量化、そして組み付けの時の利便性向上が見込まれます。
ホイールも刷新!
デュラエースには新たに、クライミングモデルのc36、オールラウンダーモデルのc50、そして高速巡航に向いたc60が用意されました。いずれもフルカーボンで、ディスクモデル、リムブレーキモデルが用意されるとのこと。
僕個人的には、c36が気になりますね。重量はエアロを意識したリムハイトながら、総重量 約1200g となっており、プロレースでも率先して使用されるのではないのかなぁと予想しています。
ちなみにアルテグラグレードのホイールも、初めてフルカーボンモデルが用意されました!
手頃な価格でシマノのフルカーボンホイールが使えるとなると、とてもワクワクしますね!もちろん、重量面や剛性ではデュラエースには敵いませんが、ビギナーでステップアップしたい方には、真っ先に候補に上がる魅力的なホイールになるのではないでしょうか?
スペック
デュラエースのスペックと価格
重量 |
メーカー希望小売価格(税込) | |
シフト/ブレーキレバー | ||
ST-R9250(リム/DI2) |
– |
左右各:43,313円 |
ST-R9270(ディスク/DI2) |
350g ( /ペ |
左右各:56,018円。 |
フロントディレイラー |
く | |
FD-R9250 |
96g |
49,550円 |
リアディレイラー | ||
RD-R9250 |
215g |
88,704円 |
クランクセット | ||
FC-R9200 |
714g (54-40T)/692g (52-36T)/685g (50-34T) |
67,452円 |
FC-R9200-P |
774g (54-40T)/752g (52-36T)/745g (50-34T) |
176,253円 |
FC-R9200-P(ギア別売) |
– |
156,849円 |
カセットスプロケット | ||
CS-R9200-12 |
223g (11-30T)/253g (11-34T) |
39,270円 |
ディスクブレーキ | ||
BR-R9270 |
120g (フロント)/110g (リア) |
フロント:18,711円 / リア:18,249円 |
リムブレーキ | ||
BR-R9200 |
327g ( /ペア) |
43,890円 |
BR-R9210-F |
156g ( /個) |
23,216円 |
BR-R9210-RS |
154g ( /個) |
23,216円 |
ホイール(ディスクブレーキ) | ||
WH-R9270-C60-HR-TU-F / R |
667g (フロント)/770g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9270-C60-HR-TL-F / R |
751g (フロント)/858g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9270-C50-TU-F / R |
610g (フロント)/723g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9270-C50-TL-F / R |
674g (フロント)/787g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9270-C36-TU-F / R |
522g (フロント)/632g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9270-C36-TL-F / R |
620g (フロント)/730g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
ホイール(リムブレーキ) | ||
WH-R9200-C60-HR-TU-F / R |
653g (フロント)/796g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9200-C50-TU-F / R |
586g (フロント)/773g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840円 |
WH-R9200-C36-TU-F / R |
602g (フロント)/684g (リア) |
フロント:107,690円 / リア:125,840 |
アルテグラのスペックと価格
アルテグラ | ||
シフト/ブレーキレバー | ||
ST-R8150(リム/DI2) |
– |
左右各:24,255円 |
ST-R8170(ディスク/DI2) |
391g( /ペア) |
左右各:41,580円 |
フロントディレイラー | ||
FD-R8150 |
110g |
28,413円 |
リアディレイラー | ||
RD-R8150 |
262g |
45,276円 |
バッテリー | ||
BT-DN300 |
52g |
16,806円 |
クランクセット | ||
FC-R8100 |
711g (52-36T)/700g (50-34T) |
34,881円 |
FC-R8100-P |
769g (52-36T)/758g (50-34T) |
143,582円 |
FC-R8100-P(ギア別売) |
– |
132,006円 |
カセットスプロケット | ||
CS-R8100-12 |
291g (11-30T)/345g (11-34T) |
12,705円 |
ディスクブレーキ | ||
BR-R8170 |
146g (フロント) / 136g (リア) |
フロント:9,471円 / リア:8,894円 |
リムブレーキ | ||
BR-R8100 |
182g (フロント)/180g (リア) |
18,480円 |
BR-R8110-F |
180g ( /個) |
11,204円 |
BR-R8110-RS |
178g ( /個) |
11,319円 |
ホイール(ディスクブレーキ) | ||
WH-R8170-C60-HR-TL-F / R |
738g (フロント)/911g(リア) |
フロント:72,600円 / リア:84,700円 |
WH-R8170-C50-TL-F / R |
698g (フロント)/872g(リア) |
フロント:72,600円 / リア:84,700円 |
WH-R8170-C36-TL-F / R |
657g (フロント)/831g(リア) |
フロント:72,600円 / リア:84,700円 |
圧倒的存在感!
いかがでしたか?
シマノがこれまで培ってきた革新的な技術力を惜しみもなく投入したこれらハイエンドコンポーネント、デュラエースとアルテグラはどちらもアマチュアライダーには勿体無いくらいの性能かつ憧れの存在へと仕上がっています。
筆者はいまだに7970型デュラエースを使用しているので羨ましい限りです笑
皆さんは新型デュラエースとアルテグラにグッときましたか?
機会さえあれば是非ともその性能を体感したいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!