はじめに
今回はSRAMのハイエンドロードバイクコンポーネントRed AXS E1についてまとめてみました。
コンポーネントの中では後発組のSRAMですがその実力は実証済みです。
そんなSRAMのRed AXS E1は一体どんなドライブトレインなのでしょうか?
是非最後までご覧ください。
SRAMハイエンドロードバイクコンポーネントRed AXS E1についてまとめてみた!
SRAMのロードバイク用フラッグシップコンポーネント「RED」が5年ぶりにフルモデルチェンジを果たしました。
新しいRED AXS E1シリーズは前作RED AXS D1シリーズから正常進化を遂げ、あらゆる面でその機能を洗練させています。
まずはシフトブレーキレバー。
ブレーキレバーはより一層と細く握りやすくなり、どのポジションでも快適になるよう設計されています。
この新しいデザインは、従来型のRed eTap AXSと比較して、フードからブレーキングする際の力を80%軽減しており、これによりライダーは指1本でのブレーキングが可能になったそうです。
また、レバーとキャリパーの重量は左右合計で前世代から83グラム削減。
これは、ハンドリングに大きな違いを生む要因となります。
さらにはリーチアジャスト機能を搭載し、あらゆる手のサイズにフィットします。また、Contact Point Adjustmentも搭載しているのでレバーストロークの深さも調整可能です。
機能を追加できる「ボーナスボタン」により、レバーフード上部でシフト操作が可能になりこのボタンはサイクルコンピューターの操作に割り当てることも出来ます。
フロントディレイラーには待望のオートトリム機能が採用されました。
RDの動きによってFDケージが微調整されるのでFDケージの幅を短縮。結果としてより少ない移動量で、素早い変速を可能にしています。
従来のFDは最大50/37Tまで対応でしたが、新型では46/33Tから56/43Tまでの6種類のチェーンリングに対応。
なお、オートトリム機能はForce AXSやRival AXSなど、別のシフター/RDと組み合わせても動作します。
AXSエコシステムの中心となるリアディレイラーは、従来モデルと比較して16g軽く、より効率的でより万能になりました。
10-28Tから10-36Tまでのスプロケットに対応し、セラミックベアリングを搭載した大径プーリーを装備することでチェーンの曲がりを緩やかにしてドライブトレインの効率を高めています。
衝撃に反応してケージをロックするOrbitフルードダンパー機能によって、チェーンマネージメント性能を高めルコとに成功しており、荒れた路面でも安定した駆動が可能となっています。
1種類のディレイラーで1X・2X、オンロード・オフロード両方に対応していますよ。
また、SRAMはグループセット全体の軽量化を目指し、ドライブトレイン開発チームはクランクアームのカーボンレイアッププロセスを改良しています。
チェーンリングの改良を組み合わせることでクランクセットは29gの軽量化に成功。小柄なライダーやショートクランクを求めるライダーのニーズに応え、160mmのクランクアームがラインナップに加わっています。
フラットトップチェーンは軽量な中空ピン、摩耗を抑えるハードクロームメッキはそのままに、インナー/アウタープレートに肉抜き加工を施し、前世代から13gの軽量化を実現しました。
これらの進化、軽量化によりRed AXS E1は前作より153g軽量化され、マーケットで最軽量の電動変速コンポーネントとなりました。
フルセットでの合計重量は2,496g。(フロントダブル、クランク172.5mm – 48/35T、カセット10-28T、160mmローター×2)
さらに価格も改定されほとんどのパーツが旧モデルより低価格を実現しています。
・レバー&ブレーキ¥128,600→¥113,800
・FD¥82,450→¥76,000
・RD¥146,100→118,000
・クランク¥133,300→¥111,800
・PM付クランク¥246,300→¥205,600
・カセット¥67,460→¥61,710
まとめ
今回はSRAMのハイエンドコンポーネントについてRed AXS E1についてまとめてみました。
いかがでしたか?
SRAMは軽量コンポーネントという地位を確固たるものとしそこにブラッシュアップを加えることで常に進化を遂げてきました。
今回のRed AXS E1もまさしくそれが行われた最高峰のコンポーネントだと筆者は思っています。
今後もますます目が離せませんね。