「2025年モデル」ブロンプトン史上初 ツールドフランスコラボモデルが登場

はじめに

高級折り畳み自転車として世界各国に根強いファンがいるブロンプトン。そんなブロンプトンが2025年モデルで初めてツール・ド・フランスとのコラボレーションを実現しました。
コラボするラインナップはC LineとP Lineの2モデルが用意され、それぞれ異なる特徴と個性を持っています。
コラボモデルの共通点

両モデルの共通点ですが、フレームへの特別プリントと折りたたみ機能、そして限定生産という点が挙げられます。
その中でも注目すべきはフレームへの特別なペイント。
フランス・パリ在住のプロサイクルフォトグラファー、ポーリーヌ・バレとスペイン出身のベテランスポーツフォトグラファー、チャーリー・ロペスらによるレース写真をフレーム全面に昇華転写プリントした仕上げとなっています。
ツールのドラマチックなワンシーンがフレームに華を添え、また、真空・高温による昇華技術で高い耐久性を保ちながらプリントされています。
ポーリーヌ・バレ(Pauline Ballet)
Arles国立写真学校を卒業後、アルゼンチンでのリジデンス以来、スポーツの枠を超えた撮影スタイルを確立。2000年代前半からAmaury Sport Organisation(ASO)でツール・ド・フランスやパリ~ルーベの公式カメラマンとして活躍し、ニコンアンバサダーも務めています。
- 独自の視点:アナログ写真の経歴と芸術への造詣が土台で、サイクリング撮影に入る前から映像哲学を持っていたことが、競技写真にはないストーリー性や感情を引き出す力につながっています。
- 劇的な瞬間を捉える勇気:2021年のパリ〜ルーベ雨天開催では、泥まみれのライダーと同様に泥まみれとなりながらも、戦いの本質を写し取りました。その撮影では、「シンボルが見えなくなるほど泥まみれの選手を見て、第一次世界大戦の兵士を思い出した」。
- バックステージ入りの豊富な経験:モーターバイクから飛び降りてフィニッシュを狙い、チームのドラマを鮮烈に切り取るスキルは貴重。ツールやオリンピックなど主要レースの一瞬をファンに届けています。
チャーリー・ロペス(Charly López)
2014年以降世界中の自動車・モータースポーツに加え、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャなど自転車レースを公式に担当。Red Bull Photography所属で、WRCやExtreme‑Eなど多彩なフィールドを持つ人物です。
- 高速戦線での精密感:モータースポーツ出身ならではの“瞬時の構図”を自転車レースでも生かし、猛スピードの中でもぶれない写真を撮影。
- グランドツアーの公式撮影者:ASO主催のレースで公式作品を手がけ、各ステージで観客の熱や選手の緊張感を伝える名写真を多く残しています。
ツール・ド・フランスコラボの魅力


ブロンプトンのツール・ド・フランス(Tour de France)コラボモデルは、自転車レースの最高峰と称される伝統的イベントと折りたたみ自転車の象徴的存在であるブロンプトンが融合した極めて特別なエディションです。
この限定モデルには単なるブランドロゴの共有を超えた美学、哲学、そしてライフスタイルの融合が込められています。
ブロンプトンとツール・ド・フランスのコラボモデルは世界最高峰のサイクルレースの精神を日常の一台に落とし込んだ特別な存在と言っても過言ではないでしょう。
機能美と限定性、ストーリー性が凝縮されたこのモデルは、走っても飾っても魅力的な“乗れるアートピース”ともいえます。
所有することで毎日の移動がレースのようにワクワクし、同時に世界のサイクリングカルチャーとのつながりも感じられる―そんな一台です。
モデル別の特徴・魅力
C Line(6速・ミドルハンドル)

ブロンプトンの C Line(クラシックライン) はブランドの原点を体現するシリーズであり、折りたたみ自転車の中でも特に「伝統と実用性」を兼ね備えたモデルです。街乗りから日常使いまで幅広いニーズに応える定番ラインとして多くのファンに支持されています。
ギアバリエーションが豊富で2s、3s、6sとありますが、今回コラボするモデルは6s仕様です。
- 価格:約346,500円(税込)
- 6段変速で街乗りに最適。Schwalbe Marathonタイヤによる耐パンク性、安定感あるサドルやErgoグリップも装備。
- フォールディング後は自立しやすく通勤/輪行/街中での使用に最適。
- イエローベースにレース写真のアートが融合された“走るキャンバス”のようなデザインが特徴。
P Line(12速・ローハンドル)

ブロンプトンの P Line(パフォーマンスライン)は軽量性と走行性能を両立させたスポーティかつ携帯性に優れた上位モデルです。伝統的なC Lineの快適さをベースに、現代的な素材と機能を加えることでアクティブな移動や長距離ライドに対応できる性能を実現しています。
メインフレームにはスチール、リアフレームとフロントフォークはチタンを使用しています。それにより軽量化つ、乗り心地に優れたモデルとなっています。
ちなみにC Lineよりも約2kgほど軽量です。(Exploreモデルで9.6kg程度)
- 価格:約599,500円(税込)
- 軽量仕様(約10.5kg)、12速ギアでパフォーマンス重視。
- サドルは“山岳賞”ポルカドット柄、レーススプリンター用イメージのライトグリーンがアクセント。
- チタニウムフォークや軽量リア三角パーツなど、機動性と軽快な乗り心地を重視した設計。
製品ラインナップまとめ
モデル | C Line | P Line |
---|---|---|
仕様 | 6速 / ミドルハンドル | 12速 / ローハンドル |
重量 | 約11.8kg | 約10.5kg |
価格 | 約346,500円 | 約599,500円 |
特徴 | 耐久性・街乗り性能重視 | 軽量・高パフォーマンス志向 |
デザイン | Leaders Yellow & レース写真プリント | Light Green & ポルカドット柄サドル |
まとめ
ブロンプトンのツール・ド・フランスコラボは、折りたたみ技術、アート性、走行性能を融合した絶妙なバランスの一台。
都市を舞台に、レースの記憶とともに走る喜びを手に入れたい人にぴったりの逸品です。20秒で折りたたみ、どこへでも連れて行ける相棒としての価値がここにあります。
【特設サイト】
https://jp.brompton.com/stories/collaborations/brompton-x-tour-de-france-2025
【販売店舗】
2025年6月4日(水)より以下の店舗にて先行予約開始
Brompton Tokyo(直営店)
https://jp.brompton.com/find-a-store/brompton-junction/tokyo
全国の正規取扱店
https://jp.brompton.com/find-a-store
