シマノが2019年6月30日以前に製造された、ロードバイク用リア11sの変速対応ホローテックIIクランクの無償点検プログラムを実施しています。
理由は、接着された箇所が剥がれ、隙間や段差が発生し、重大な事故につながる可能性があるとしています。
プログラム対象クランク
デュラエース FC-9000、デュラエース FC-9100、デュラエース FC-R9100P、
アルテグラ FC-R8000、アルテグラ FC-6800
以下シマノのプレスリリースより
平素はシマノ製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
2019年6月30日以前に製造されたロードバイク用リア11段変速対応ホローテックII(中空)クランクにつきまして、対象製品の一部において接着された箇所が剥がれ、隙間や段差が発生する可能性がございます。
つきましては、お客様がご使用されている対象製品を無償にて点検させていただき、点検の結果、交換が必要と判断された場合は、無償交換をさせていただきます。交換の必要性が確認されなければ、そのままご使用いただけます。
点検の準備が整い次第あらためて詳細な情報をご案内させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
ご愛用の皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますこと、心からお詫び申し上げます。1.対象モデル
ULTEGRA FC-6800, FC-R8000, DURA-ACE FC-9000, FC-R9100, FC-R9100-P
モデルナンバーは、クランクアーム内側に印字されております。(図1の青色四角部)2.対象範囲
各モデル、2019年6月30日までの間に製造され、以下の製造刻印(2桁のアルファベット)が印字された製品が対象となります。
製造刻印はクランクアーム内側に印字されております。(図1の赤色四角部)
クランクの交換をしてくれる
万が一、対象のクランクが交換となった際にはどうやらその次の世代のクランクに交換してくれるようです。
そうなってくると、愛車とコンポーネントのバランスを考えてあえて現状のクランクを選んだ方などはちょっと嫌かもしれませんね。
クランクだけグレードを上げている方や、最新のものが手に入って嬉しいという方はよいかもしれませんが。
いずれにせよ、シマノさんには少々酷な話かもしれませんが、もう少し製品作りの際のチェックなどの見直しを検討してほしいですね。
我々サイクリストやプロ選手など多くの人々に関わる話なので。