はじめに
引用:mavicジャパン
皆さんが何気無く見かける、または、大会やレースでものすごくお世話になっている方も多い、サイクルロードレースでのニュートラルサービス。
今回はそんなニュートラルサービスを解説していきます。
ニュートラルサービスとは?
引用:mavicジャパン
『ニュートラルサービス』は、サイクルレースにて全ての競技者が、国籍、チーム、機材に関係なく技術的な中立なサポートを受けられる仕組みです。
このサービスを世界で初めて行ったのがMavicであることは、有名ですよね。
Mavicはこの取り組みを世界各地、年間200以上のレースで実施しています。
ニュートラルサービスの歴史
引用:mavicジャパン
このサービスが開始されたきっかけは、1972年、Mavicのスタッフがレースで車両が故障したスポーツマネージャーに自分の車を貸したことが端の発端です。
正確には、1972年、ブルーノ・ゴーマンという人物が、ツールドフランスの前哨戦である、クリテリウム・ドゥ・ドフィネで、レース中に車両が故障したスポーツマネージャーに自分の車を貸したことが始まりです。
ブルーノ・ゴーマンはそのとき競技者、主催者双方にとって有益である今までにない『中立の立場』でのアシスタントサービスというアイディアを思いつきました。
これを実現化したのが、現在の自転車レースシーンでも欠かせない“マヴィックニュートラルサービス”です。
そして、Mavicが最初にニュートラルサービスを提供したレースは1973年のパリ~ニースでした。
日本では1996年よりスタートしました。
今やプロのレースシーンのみならず、アマチュアのレースイベントでも問題をその場で解決すべく最善をつくし、全ての選手たちがゴールを切れるようにサポートしているのがMavicです。
ニュートラルサービスの役割
引用:mavicジャパン
このサービスの主な役割は、「緊急時に各集団のリーダーを素早くアシストできるよう、集団の前に救援装備を備えた車両を走らせること」です。
またチームが違えば、当然、機材も異なります。
Mavicは、その事も当然対策を考えており、さまざまな機材を用意しています。
今やリムブレーキ、ディスクブレーキが混在するレース現場。
当然それに合ったホイール、車体、また、ペダルも選手のシューズに合わせなくてはいけません。
それを見越して、Mavicカーではさまざまな企画にあった、組み合わせの機材を搭載して、レースの現場に出ています。
こういったことができるのは、中立な立場であるサポートカーの役目であり、彼らにしか出来ないことです。
ニュートラルサービスはレースには欠かせない存在!
今回は、Mavicのニュートラルサービスについて解説、まとめてきましたが、今だとSHIMANOもレースでサポートを行なっていますよね。
彼らは、今ではレース現場では欠かせない存在です。
レースも時代と共に変化していきますが、それを支える
『中立な立場』。
そんな彼らもきっと今後はさらなる変化に応じたサービスを展開していくのでしょうね。
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